イスラエル パレスチナ側からロケット弾 緊張高まる #nhk_news https://t.co/GubhnSDx4z
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年3月25日
イスラエル軍などによりますと、25日早朝、パレスチナ暫定自治区のガザ地区から発射されたロケット弾1発がイスラエル中部のネタニヤ郊外の住宅街に着弾し、地元の住民6人がけがをしました。
地元メディアはけが人の中には生後6か月の赤ちゃんのほか3歳の子どもが含まれているとしています。
現地からの映像ではロケット弾が着弾した住宅は屋根に大きな穴が開き、2階部分がめちゃくちゃに壊れています。
ガザ地区からのロケット弾をめぐっては、今月14日にも、およそ5年ぶりにイスラエル最大の商業都市テルアビブに着弾し、イスラエル側が報復の空爆を行っています。
ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは、これまでのところ関与について言及していませんが、ロケット弾は前回よりもさらに北に20キロほど離れた場所に着弾し射程が伸びた形となっていることから、イスラエル軍がさらなる報復に乗り出すのは必至で、現地では緊張が高まっています。
イスラエルのネタニヤフ首相は25日、アメリカのトランプ大統領と首脳会談を行うため、ワシントンを訪れていましたが、ガザ地区からのロケット弾攻撃を受けて滞在を切り上げて帰国することを明らかにしたうえでガザ地区に対する報復攻撃を行う考えを強調しました。
ネタニヤフ首相は滞在先のワシントンで出したビデオ声明で「イスラエルに対する凶悪な攻撃であり、われわれは激しい反撃を行う。数時間後にトランプ大統領との会談を終えたら、作戦を指揮するために、直ちにイスラエルに帰国する」と述べました。