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トランプ陣営とロシアの共謀は認定されなかったなどとする捜査結果について野党・民主党は、疑惑が残ったままだとして報告書の全面的な公表を求めています。

ロシア疑惑をめぐっては、バー司法長官が24日、特別検察官による捜査の結果、トランプ陣営とロシアとの共謀は認定されなかったとしたうえで、トランプ大統領による司法妨害も証拠不十分だという判断を示しました。

これに対し野党・民主党は、疑惑が残ったままだとして、特別検察官がまとめた捜査報告書の全面的な公表を求めています。

こうした中、アメリカのメディアは26日、司法省の関係者の話として、バー長官が数週間以内に捜査報告書を公表する準備を進めていると伝えました。

それによりますと、バー長官は機密情報や連邦地検がさらに捜査を進めている情報など公表を控えるべき部分を決める作業を行っているということです。

報告書の全面的な公表についてトランプ大統領は、「司法長官しだいだが、私は全くかまわない」と述べて、潔白の証明に自信を見せています。

ロシア疑惑の捜査では、トランプ大統領の元側近を含む30人以上が起訴されていて、2年近くに及んだ捜査の詳しい内容がどこまで明らかになるかが焦点です。