薬物事件の再犯防止 麻薬取締部に初の専門部署新設へ #nhk_news https://t.co/Z4HPmocfjn
— NHKニュース (@nhk_news) March 28, 2019
近畿厚生局麻薬取締部に新たに設置されるのは、「再乱用防止対策室」です。
薬物事件で初めて検挙された人を対象に、依存症に詳しい臨床心理士や精神保健福祉士、それに麻薬取締部のOBが支援にあたる予定です。
覚醒剤や大麻など薬物事件では、1度検挙されても再び手を出してしまうことが課題となっています。
厚生労働省によりますと、おととし覚醒剤に関する事件で検挙された1万284人のうち、6割を超える6700人余りが「再犯者」でした。
新設される対策室では、拘置所に入っている段階からいち早く支援を始め、薬物依存の危険性について書かれた本を差し入れたり、保釈や執行猶予判決で社会に出た際に、依存症の治療を行う医療機関を紹介したりするということです。
また、周りの人の支えも必要になるため、家族からの相談を受けたり、支援について学べる教室を開いてアドバイスします。
薬物捜査を行う麻薬取締部に、再犯防止の専門部署が設置されるのは全国で初めてだということです。