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ロシア疑惑をめぐっては、バー司法長官が24日、特別検察官による捜査結果について4ページの書簡を発表し、2016年の大統領選挙の際にトランプ陣営とロシアとの共謀は認定されなかったなどと明らかにしました。

28日、トランプ大統領ミシガン州で、捜査結果が発表されてから初めてとなる支持者を前にした演説に臨み、「共謀という妄想は終わった。完全に疑いは晴れた」と述べ、身の潔白を改めて強調しました。

そのうえで、疑惑は晴れていないとする野党・民主党について、「病気だ。すべてがうそだった以上、彼らは責任をとる必要がある」と述べ、今後、責任を追及していく考えを示しました。

一方、アメリカのメディアは28日、モラー特別検察官が提出した最終報告書は300ページ余りに及ぶと伝えました。

バー司法長官は、数週間以内に機密情報などを除いたうえで報告書を公表する準備を進めているとされますが、全面的な開示には消極的だとみられ、民主党は議会を舞台に疑惑の究明を進めたい考えです。

ただ、トランプ大統領共和党は疑惑追及の急先ぽうだった民主党の下院議員、シフ情報委員長の辞任を求めるなど攻勢を強めていて、民主党の思惑どおりに究明が進むかは不透明な情勢です。