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北朝鮮の国営メディアは13日朝、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が12日に開催された2日目の最高人民会議で演説したと伝えました。

演説の中でキム委員長は、物別れに終わったベトナムの首都ハノイでの2回目の米朝首脳会談に関連して、「わたしたちが対話と協議を通じた問題の解決を重視しているのはもちろんだが、一方的な要求をするアメリカの対話方法に興味はない」と述べ、完全な非核化まで制裁を解除しないというアメリカの姿勢を批判しました。

一方で、キム委員長はトランプ大統領との個人的な関係はすばらしい」と強調し、アメリカが正しい姿勢でわたしたちと共有できる方法をみつけるという条件で、3回目の首脳会談を行おうというならば、わたしたちとしても、もう1度行う用意がある」と述べて、米朝首脳会談に意欲を示しました。

キム委員長は「ことしの末までは忍耐心を持って、アメリカの勇気ある決断を待つ」と述べました。

キム委員長は、演説で2回目の米朝首脳会談が物別れに終わった責任はアメリカにあると主張し、譲らない姿勢を強調しましたが、アメリカも北朝鮮の完全な非核化まで制裁を解除しないとする立場を変えておらず、3回目の首脳会談の開催にむけた調整は難航が予想されます。

アメリカの研究グループ「38ノース」は12日、北朝鮮東部のシンポ(新浦)にある海軍の造船所衛星写真の分析結果を明らかにしました。

この造船所では、これまでの分析で3年前からSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを搭載できる新型の潜水艦の建造が始まったとみられています。

38ノースによりますと、先月23日に撮影された写真で確認された潜水艦の船体に使われるとみられる形の物体が今月5日にはなくなっていることから、現在も北朝鮮が潜水艦の建造を継続している可能性があるということです。

また、今月11日に撮影された写真からは、実験用の潜水艦の付近に水上に浮かべたクレーンの姿も確認できるとしています。

物別れに終わった2回目の米朝首脳会談以降、北朝鮮ではミサイル発射場が運用可能な状態にまで復旧される動きも確認されていて、米朝間の対話が停滞する中、北朝鮮がミサイル関連の開発を続けていることをうかがわせています。

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