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アフリカのスーダンでは、パンや燃料の値上げに反発した市民の抗議デモが続く中で、11日に軍がクーデターを起こし、30年にわたる長期政権を率いてきたバシール大統領が失脚しました。

軍を率いるイブンオウフ国防相は、選挙を2年後に実施するとする一方、それまでの間、軍が主導する評議会が国を統治すると発表し、スーダンの国営テレビは11日、イブンオウフ国防相が評議会のトップに就任し、宣誓する様子を伝えました。

一方、デモ隊は、市民が望む自由で抑圧のない社会の実現には軍ではなく、文民による政府が必要だと主張して、11日夜も、軍による夜間の外出禁止令を無視して、軍の総司令部の前での座り込みを続けていてさらなる混乱も懸念されています。

アフリカのスーダンでは、反政府デモを背景に11日、軍がクーデターを起こし、30年にわたり政権を率いてきたバシール大統領を解任しました。

軍は、2年後に選挙を行うまで、軍が主導する評議会が国を統治すると発表しましたが、これに市民は反発してデモを続けており、アメリカも早期の権力の移行が必要だという認識を示しています。

こうした中、ニューヨークの国連の安全保障理事会では、スーダンについて話し合いが行われ、スーダンの代表は「軍が主導する評議会は、変化を求めるスーダン国民の願いに応え、国民の幸福と生活を守るために力を尽くしている」と述べました。

そして、「いかなる民主的なプロセスも時間が必要だ。平和的な政権移行のために支援してほしい」と述べ、市民主導の権力の移行には、時間が必要だとして、軍の統治について各国に理解を求めました。

安保理の議長国を務めるドイツの代表は、記者団に対して「状況は非常に流動的だが、国民の意思を反映して、政治的に解決しなければならない」と述べ、安保理として、軍が主導する評議会の動向を注視する考えを示しました。

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