アフリカ連合 スーダンの参加を停止 デモ隊の強制排除受け #nhk_news https://t.co/mdjBU48Bg0
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年6月6日
スーダンでは、軍が長期政権を続けたバシール大統領を失脚させた後、暫定的な統治を続けていますが、今月3日、民政への移行を求めて抗議の座り込みを続けていた数千人のデモ隊を強制排除し、民主化勢力側は100人を超える多数の死傷者が出たとしています。
こうした事態を受けて、アフリカ大陸のすべての国が加盟するAU=アフリカ連合は6日、本部があるエチオピアの首都アディスアベバで、緊急の平和安全保障理事会を開きました。
そして、スーダンに対してAUのすべての活動への参加を直ちに停止する措置をとることを全会一致で決めました。
またAUは、「市民が主導する暫定的な統治機構を設立することが、現在の危機から脱する唯一の方法だ」とする声明を発表し、統治機構が実現するまで、参加停止の措置を続けるとしています。
スーダンの軍主導の評議会は、いったんは打ち切るとした民政への移行に向けた協議を5日になって、条件なしに再開する方針を示しました。
しかし、民主化勢力側の不信感は根強く、協議再開の見通しは立たない状況で、混乱が続く中でスーダンの軍に対する国際的な批判が高まっています。