イラン「ボルトン氏が米を破滅へ導く」経済制裁で批判 #nhk_news https://t.co/L7XWSKzBAL
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年4月24日
イランのザリーフ外相は24日、国連本部での会合を前にニューヨークで国際交流機関「アジア・ソサエティ」が主催する座談会に出席しました。
この中でザリーフ外相は、トランプ政権がイラン産原油の禁輸に向けた経済制裁で、日本や韓国などに認めてきた制裁の適用除外を来月2日以降延長しない方針を発表したことに関連して「ボルトン氏のチームがアメリカの政策を破滅へと導こうとしている」と述べ、対イラン強硬派として知られるボルトン大統領補佐官を名指しで批判しました。
そのうえで「イランは今後も買い手を探すし、原油を売る。ホルムズ海峡はすべての当事者にとっての安全な輸送路だが、アメリカがイラン産原油の輸出を妨げるなら、その結果、起きることにアメリカは備えるべきだ」と述べて、アメリカの今後の行動しだいではホルムズ海峡を閉鎖する可能性も示唆して、強くけん制しました。
イラン外相、米との対立望まず - ホルムズ海峡の封鎖は否定https://t.co/orXFQGqul4
— 共同通信公式 (@kyodo_official) 2019年4月25日
イランのザリフ外相は24日、トランプ米政権がイラン産原油の全面禁輸などで圧力を強めていることに関し「イランは対立を望んでいない」と述べ、事態を沈静化させたい意向をにじませた。ホルムズ海峡の封鎖はしないと明言した。米ニューヨークでロイター通信のインタビューに応じた。
穏健派のザリフ氏には、一方的にイラン封じ込め策を続けるトランプ政権に冷静に対処する姿勢を強調し、国際社会の批判を米政権に向けさせる狙いがありそうだ。
ザリフ氏は、米国による全面禁輸実施後も原油を輸出する方法を模索するとして「制裁を逃れる方法はいくらでもある。」とけん制した。