https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

先月公表されたロシア疑惑の捜査報告書で、モラー特別検察官は現職の大統領は刑事訴追できないとする司法省の見解を受け入れたうえで、トランプ大統領による司法妨害の疑いについては結論を下さず、議会に判断する権限があるとの認識を示しました。

これについて連邦検事などを務めた司法省の元高官ら450人余りは6日、連名で声明を発表し、トランプ氏が大統領でなければ司法妨害の疑いで訴追されていたとする見解を明らかにしました。

声明では、報告書に記されたトランプ大統領がモラー特別検察官を解任しようとしたとされる行為などを挙げ「事実の解明を妨害したか、試みたという司法妨害のすべての構成要件を満たす」と分析しています。

そのうえで「これらの事実を見たとき、司法妨害を立証できないと判断することはわれわれの論理と経験に反する。司法妨害が罰せられないことは司法システム全体を危機にさらす」と指摘しています。

バー司法長官はトランプ大統領司法妨害の罪に問うには証拠が不十分だとの判断を示していて、声明はバー長官に強く異論を唱えるものとなっています。

アメリカでは歴代の大統領は納税申告書を公表することが慣例となっていますが、トランプ大統領は拒んでいます。

このため野党・民主党が多数派の議会下院の歳入委員会が先月、日本の国税庁にあたるIRS=内国歳入庁に、去年まで6年間の納税申告書を委員会に提出するよう求めていました。

IRSを所管するムニューシン財務長官は回答期限としていた6日、歳入委員会宛てに書簡を出し、「司法省とも協議した結果、歳入委員会の要求には正当な法的目的が欠如している」と主張して、開示に応じない決定をしたと明らかにしました。

これに対し、歳入委員会のニール委員長は「弁護士とも協議し適切な対応を決定する」としていますが、民主党の議員からは「直ちに法的措置をとるべきだ」という声も上がっています。

民主党は来年の大統領選を見据え、納税申告書を足がかりにトランプ大統領の脱税疑惑などの追及を強めたい考えで、法廷闘争に発展する可能性が出ています。

43歳になるタイガー・ウッズ選手はたび重なるけがや自身の女性問題などで長い不振に苦しんでいましたが、先月、マスターズ・トーナメントで14年ぶりの優勝を果たしました。

これを受けてトランプ大統領は6日、友人でもあるウッズ選手をホワイトハウスに招き、「タイガー・ウッズアメリカ人の情熱と活力を象徴するたぐいまれな人物だ」と述べ、スポーツや文化活動などに貢献した人たちに贈られる一般市民としては最高位の勲章、「自由勲章」を贈りました。

これに対し、タイガー・ウッズ選手は「これまでの人生で高みもあれば不振もあったが、さまざまな人に支えられて、このような信じ難い経験ができた」と受章に感謝を述べました。

トランプ大統領は世界中に有名なゴルフコースを所有し、タイガー・ウッズ選手ともコースを何度も回っていますが、トランプ大統領のプレースタイルについて、スコアをごまかし続けていると著名なゴルフジャーナリストが先月出版した本で暴露し、話題になっています。