https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

34年前、当時の熊本県松橋町で男性を殺害した罪に問われ、ことし3月、再審=やり直しの裁判で無罪が確定した85歳の男性が、不当に身柄を拘束されたとして、国に対しおよそ6000万円の刑事補償を請求しました。

熊本市の宮田浩喜さん(85)は昭和60年1月、当時の熊本県松橋町、今の宇城市の住宅で59歳の男性を殺害したとして、殺人などの罪で懲役13年の刑が確定し服役しましたが、ことし3月、やり直しの裁判で熊本地方裁判所は「犯人であることを示す証拠はなく、殺害したとは認められない」として無罪を言い渡し、確定しました。

宮田さんは不当に身柄を拘束されたとして、8日までに弁護士を通じて、国に対しおよそ6000万円の刑事補償を請求する手続きを熊本地方裁判所に行いました。

刑事補償は、無罪が確定した人に拘束期間に応じて国が1日当たり1000円から1万2500円の範囲で補償する制度で、今後、裁判所が補償を認めるかどうかや補償額を判断します。