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再逮捕されたのは、いずれも東京 品川区の昭和大学病院の医師の、金古政隆容疑者(28)と大林久晃容疑者(26)です。

警視庁によりますと、ことし1月、都内のカラオケ店で催眠作用のある薬を酒などに混ぜて20代の女性をこん睡させ、品川区内の金古容疑者の自宅で性的な暴行をしようとした疑いが持たれています。

2人はこの女性と一緒にいた、別の20代の女性に同じ手口で性的な暴行を加えたとして、先月逮捕されていました。

これまでの調べで、金古容疑者の自宅からは女性の体内から検出された薬の成分と同じ催眠作用のある薬が見つかり、警視庁は薬の入手経路などを調べています。

調べに対し、2人は行為に及ぼうとしたことは認めたうえで、「薬は飲ませていない」などと供述しているということです。

京都市下京区にある武田病院に勤務していた医師で韓国籍の全栄和さん(63)は3年前、別の恐喝事件で実刑が確定した山口組系の暴力団幹部について「持病の症状が重篤化することが予想される」という、うその診断結果を検察に提出したとして虚偽診断書作成などの罪に問われました。

裁判で検察が「暴力団幹部が刑務所に収監されないよう手助けするために、うその診断をした」と主張したのに対し、弁護側は「専門医としての知識に基づいた診断で虚偽ではない」と反論して無罪を主張していました。

19日の判決で京都地方裁判所の齋藤正人裁判長は「収監による過度のストレスで症状が悪化する可能性を考慮したことなどは不合理とは言えず、診断の内容が医学的、客観的に虚偽であるとは断定できない」と述べ、無罪を言い渡しました。

無罪判決について全医師は、弁護士を通じて「コメントを出す予定はありません。すでに裁判で述べたとおりです」としています。

これまでの裁判では「シナリオができあがり、私が築き上げてきた医師としての権威、信用は失墜しました」などと述べ、捜査への不信感を示していました。

無罪判決について、京都地方検察庁は「内容を精査し、上級庁と協議のうえ、適切に対応したい」というコメントを出しました。

平成15年、滋賀県東近江市の湖東記念病院で72歳の男性患者が死亡しているのが見つかり、看護助手だった西山美香さん(39)は人工呼吸器を外して殺害した罪で懲役12年の刑が確定し、おととしまで服役しました。

西山さんは無実を訴えて平成24年に2度目となる再審を申し立て、おととし12月、大阪高等裁判所「患者が不整脈などの病気で死亡した可能性があり、自白だけで人工呼吸器が外されて死亡したと認められるほど、自白の信用性が高いと言えない。犯人だとするには、合理的な疑いが残る」として再審を認める決定を出しました。

これに対して検察が特別抗告していましたが、最高裁判所第2小法廷の菅野博之裁判長は19日までに、退ける決定をして再審を認めました。

今後、大津地方裁判所でやり直しの裁判が始まり、無罪が言い渡される公算が大きくなりました。

再審が決まったことについて、西山美香さんの父親の西山輝男さんは取材に対し、「本当に長い年月の末、再審が認められ、驚きと同時に万歳という気持ちだ。私は100%、本当に無罪だと思っています」と話しています。

弁護団は19日午後、大津市内で記者会見を行う予定です。

再審が決まったことについて、西山美香さんの弁護団池田良太弁護士は「ほっとした。ここにくるまであまりにも時間がかかり、西山さんが不安な気持ちになっていたこともある。再審では、つくりあげられたような事件であることをはっきりさせてほしい。西山さんが無罪だという判決が下されることを期待している」とコメントしています。

最高検察庁の落合義和刑事部長は「決定を厳粛に受け止め、再審公判において適切に対処したい」とするコメントを出しました。

平成15年5月、今の滋賀県東近江市にある湖東記念病院で、当時72歳の男性患者が死亡しているのが見つかりました。
「患者の人工呼吸器のチューブが外れていた」という証言があったことから、警察は業務上過失致死の疑いで捜査を始めました。

その1年余りあと、病院の看護助手だった西山美香さんが殺人の疑いで警察に逮捕されました。任意の取り調べで「意図的に人工呼吸器のチューブを外し、患者を殺害した」と自白したことがきっかけになりました。

裁判で西山さんは「精神状態が不安定でうその自白をした」として無罪を主張しました。

しかし1審の大津地方裁判所は「捜査段階の供述は詳細かつ具体的で信用性が極めて高い」として懲役12年を言い渡し、平成19年5月、最高裁判所で確定しました。

西山さんは、和歌山刑務所に服役していた平成22年9月、1度目の再審請求を行い、最高裁まで争いましたが、認められませんでした。

その後の平成24年9月、西山さんは2度目の申し立てを行い、2年前、大阪高等裁判所は、再審=裁判のやり直しを認める決定をしていました。

阪高裁は、医師による鑑定書など新たな証拠から、男性患者の死因について、人工呼吸器が外れて酸素の供給が途絶えたためとは断定できず、不整脈による病死だった可能性があるとして、事件性そのものが疑われるという判断を示していました。

最高裁判所が再審を認めたことを受けて、西山美香さん(39)と弁護団が19日夕方、大津市内で記者会見しました。

この中で西山さんは「勤めている会社に母親から電話があり、涙声で再審開始の決定が出たと聞き、うれしかったです。えん罪で刑務所に入らなければならず、つらいことがたくさんありましたが、再審の決定をいただくことができました。私はまだ無罪判決をもらっておらず、これからも頑張るので、ご支援をお願いします」と述べました。

また、井戸謙一弁護団長は「本件はえん罪であることが明らかなのに、西山さんは逮捕されてから刑務所を出るまで13年以上も拘束され、現在も殺人犯の汚名を着せられたままだ。検察は今回の決定を真摯(しんし)に受け止め、再審では有罪の主張をすることなく、西山さんの無罪を速やかに確定させてほしい」と述べました。

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