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天皇陛下は、午前10時半すぎから「賢所(かしこどころ)に期日奉告の儀」に臨み、宮中三殿の中央にあり、天照大神(あまてらすおおみかみ)をまつる賢所の回廊に姿を見せられました。

天皇陛下が即位後に宮中祭祀に臨むのはこれが初めてで、平安時代から儀式での天皇の装束とされる「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」に初めて身を包まれました。

そして、皇位の証しとして受け継いだ三種の神器のうちの、剣と曲玉(まがたま)を持った侍従らとともに厳粛な面持ちで賢所に向かわれました。

天皇陛下は、賢所の中で拝礼し、日本古来のことばで記した御告文(おつげぶみ)を読み上げて、即位の礼の中心となる「即位礼正殿の儀(そくいれい せいでんのぎ)」が10月22日に行われることや、皇位継承に伴う一世に一度の伝統儀式である大嘗祭の中心的な儀式「大嘗宮の儀(だいじょうきゅうのぎ)」が、11月14日から15日にかけて行われることを伝えられたということです。

続いて天皇陛下は、皇室の祖先をまつる皇霊殿、さらに国内の神々をまつる神殿でも儀式に臨み、同じように拝礼して御告文を読み上げられたということです。

儀式ではこのあと、皇后さまが午前11時すぎに賢所の回廊に姿を見せられました。皇后さまは古式ゆかしい装束に身を包み、「おすべらかし」と呼ばれる髪型で、天皇陛下と同じ順に「宮中三殿」を回って拝礼されました。

皇后さまが宮中三殿の3つの殿舎すべてに拝礼されるのは、平成14年12月以来です。

また儀式には、皇位継承順位1位の「皇嗣」となられた秋篠宮さまなど8人の皇族方も、三権の長や閣僚など40人余りとともに参列し、天皇陛下と皇后さまの拝礼が終わったあと、宮中三殿の前で拝礼されたということです。

天皇陛下は8日午後2時すぎ、天皇の装束とされる「御引直衣(おひきのうし)」に身を包み、装束姿の宮内庁の幹部の先導で皇居・宮殿の「竹の間」に入られました。

そして、即位の礼大嘗祭の中心的な儀式の期日を日本古来のことばで記した「御祭文(ごさいもん)」を、宮内庁の山本長官を通じて伊勢神宮への使者に授けられました。

続いて、天皇陛下は「よく申してたてまつれ」とおことばを述べられ、使者は伊勢神宮への供え物とともに退出しました。

このあと天皇陛下は、奈良県神武天皇陵や、東京 八王子市にある昭和天皇が埋葬された武蔵野陵大正天皇陵、それに京都市にある明治天皇陵と孝明天皇陵に派遣する使者たちに対しても、「御祭文」を授けられました。

伊勢神宮と5つの天皇陵では、10日、天皇陛下の使者が、即位の礼大嘗祭の中心的な儀式の期日を伝える儀式が行われることになっています。

天皇陛下の即位に関する儀式の1つ、「斎田点定の儀(さいでんてんていのぎ)」は、今月13日に皇居の宮中三殿の神殿で行われます。

この儀式では、亀の甲羅をあぶって、ひびの入り具合で物事を定める「亀卜」という宮中に伝わる占いが行われ、ことし秋の「大嘗祭」で使う米を収穫する地方が選ばれます。

宮内庁は儀式を前に、「亀卜」で使う道具の映像を公開しました。
このうち、湾曲した五角形のものはアオウミガメの甲羅で、特別に捕獲が認められている小笠原諸島から調達され、縦24センチ余り、横15センチ余り、厚さおよそ1ミリに加工されています。

このほか、甲羅をあぶるための火を起こす「火鑽具(ひきりぐ)」や、火をたく「火炉(かろ)」、それに燃料の「波波迦木(ははかぎ)」というウワミズザクラの小枝なども公開されました。

宮内庁は、「亀卜」の結果を受けて、米を収穫する「悠紀(ゆき)」地方と「主基(すき)」地方という2つの地方を選ぶことにしています。

「悠紀」地方は、新潟県、長野県、それに静岡県から東にある18都道県から、「主基」地方は、これらを除いた西の29府県から選ばれるということです。

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