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トランプ大統領は、中国との間で追加関税の応酬が激しくなる中、14日、ツイッター「中国は、いつものように資金を供給し、金利を引き下げるだろう」と投稿し、中国は追加関税による経済への打撃を和らげるため利下げを行う可能性があると指摘しました。

そのうえで、トランプ大統領「もしFRBが対抗措置をとるなら、ゲームオーバーになるだろう。われわれは勝利する!」として中国との貿易交渉を有利に進めるため、FRBも対抗して利下げを行うよう圧力を強めています。

アメリカ経済は、米中の貿易摩擦の長期化によって先行きに懸念も出ていることから、トランプ大統領としては、景気を下支えするため、FRBに対して利下げに踏み切るよう繰り返し求めています。

中国の国家統計局の発表によりますと、消費の水準を示す4月の小売売上の総額は3兆586億人民元(日本円にして48兆円余り)と、去年の4月に比べて7.2%の増加にとどまりました。
伸び率は、3月よりも1.5ポイント縮小し、2003年5月以来、15年11か月ぶりの低い水準となりました。

新車の販売台数が前年を10%以上、下回る状況が続いていて、消費の伸びを押し下げました。
また工業生産も去年の4月に比べて5.4%の増加と、急激に増加した3月と比べると伸び率は3.1ポイント縮小しました。
自動車生産の減少に加えて、去年、アメリカから高い関税を上乗せされた紡績業も生産が減少しました。

アメリカは中国からのほぼすべての輸入品に高い関税を上乗せする手続きを始めていて、実行されれば消費や工業生産へのさらなる影響も懸念されます。

記者会見した中国国家統計局の劉愛華報道官は「政策的な余地は大きく、中国経済を安定的に発展させることができる」と述べ、さらなる景気減速に対しては財政出動や金融政策で備える考えを示しました。

アジアの文化交流などをテーマにした国際的なイベントが15日、中国の北京で開幕しました。

習近平国家主席は演説の中で、貿易摩擦をめぐって対立するアメリカについて直接的に言及しませんでしたが、アジア各国に結束を呼びかける形で、トランプ政権に対抗する姿勢をにじませました。

中国政府などが主催した「アジア文明対話大会」は、文化交流などをテーマに15日、北京で開幕しアジアを中心に40か国以上から政府や文化、教育分野などの代表を招いています。

開幕式で演説した習近平国家主席「アジアの人々はともに繁栄するアジアを望んでいる」などと述べ、インフラや貿易など経済分野に加え、文学や映画といった文化面での交流の促進を提案しました。

そのうえで、習主席は「みずからの文明が優れていると考えて、ほかの文明を改造しようと固執するのは愚かなことだ」と述べ、互いに尊重し、平等な交流を進めるべきだと強調しました。

習主席は15日の演説の中では、貿易摩擦をめぐって対立するアメリカについて直接的に言及しませんでした。

ただ、習主席は、アジア各国との協力について「互いに尊重し平等であるべきだ」とする姿勢を繰り返し強調し、結束を呼びかける形で中国への圧力を強めるトランプ政権に対抗する姿勢をにじませました。

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