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4日の債券市場では、日本の国債が買われて価格が上昇し、金利が低くなっています。

国債は、価格が上がると利回りが低下する関係にあります。

長期金利の代表的な指標とされる10年ものの国債の利回りは、一時、マイナス0.11%まで低下し、2016年8月以来およそ2年10か月ぶりの低い水準となりました。

背景には米中貿易摩擦によって世界経済の先行き不透明感が広がり、安全な資産とされる国債を買う動きが強まっていることがあります。

さらにアメリカが利下げを行うのではないかとの観測が広がり、アメリカだけでなく日本にも金利の低下圧力が加わっていることも要因です。

市場関係者は、「トランプ政権の通商政策と世界経済の減速への警戒感があり、投資家が国債を買う姿勢は当面続きそうだ」と話しています。