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19日の債券市場では、日本の国債が買われて価格が上昇しました。

国債は、価格が上がると利回りが低下する関係にあるため、長期金利の代表的な指標とされる満期までの期間が10年の国債の利回りは、一時、マイナス0.155%に下がりました。
これは2016年8月以来、およそ2年10か月ぶりの低い水準です。

きっかけになったのがヨーロッパ中央銀行のドラギ総裁が行った18日の講演です。
今後の経済状況によっては政策金利の引き下げなどさらなる金融緩和に踏み切る考えを示したため、ヨーロッパやアメリカをはじめ世界的に長期金利が低下しました。

市場関係者は、「早期の利下げ観測が高まるアメリカに加え、ヨーロッパでも利下げの可能性が出てきたことで、各国の中央銀行が再び金融緩和を競い合う構図になりつつある。こうした中、日本ではあすまで日銀の金融政策決定会合が開かれるため、海外の動きもにらみ追加の金融緩和策などについてどのような議論が行われるのか注目されている」と話しています。