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ヨーロッパ中央銀行は6日、単一通貨ユーロの金融政策を決める会合をリトアニアで開きました。

その結果、主要な政策金利を0%に、金融機関から資金を預かる際の金利をマイナス0.4%とする異例の政策を維持して景気を下支えすることを決めました。

そのうえで、この金利の水準について「ことしいっぱいは維持する」としていた従来の方針をさらに半年延長し、来年半ばまでは利上げを見送ることを決めました。

この背景にはアメリカと中国の間で貿易摩擦が一段と激しくなっている影響などでユーロ圏の経済が減速していることがあります。

ヨーロッパ中央銀行は、利上げなど金融政策の正常化を目指してきましたが、域内の経済の先行きに懸念が広がる中、景気への配慮を優先する姿勢を強めています。