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25日、ニューヨークで講演したFRBのパウエル議長は、今後の金融政策について、アメリカ経済の拡大を維持するため、適切な行動をとる」と、今月19日の声明文と同じ文言で述べ、景気減速の可能性が高まれば、利下げも辞さないとする姿勢を重ねて示しました。
そのうえで、パウエル議長は、「緩和的な措置が必要だという声は強まっているが、一方で、われわれとしては、個別のデータや短期的な動きに過剰な反応をしないように注意している」と述べました。
市場では、来月にも利下げが決まるのではないかとして、株価が値上がり傾向を続けていますが、パウエル議長の今回の発言は、そうした早期の利下げへの期待にクギを刺した形で、25日の株価は講演のあと、値下がり幅を広げました。

市場では、利下げへの期待が根強くある一方で、貿易摩擦をめぐる今週末の米中首脳会談や、来月5日に発表される雇用統計などに注目が集まっています。

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