https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

ワシントンに駐在するイギリスのダロック大使が本国に送った公電などの中で、トランプ政権を「無能」などと酷評していたことが、イギリスの大衆紙によって6日、暴露されました。

トランプ大統領は8日、ツイッター「私は大使を知らないが、彼はアメリカの中で嫌われ、よく思われていなかった。われわれは今後、彼を一切相手にしない」と投稿し、大使とは関係を持たない考えを示しました。

さらにトランプ大統領は、メイ首相がイギリスのEU=ヨーロッパ連合からの離脱をめぐって国内に混乱を招いたとして改めて批判し、「イギリスにとってよいニュースは新しい首相が誕生することだ」と書き込み、メイ首相が近く退陣し新政権が発足することに期待を示しました。

トランプ大統領としては、イギリスの政権交代をきっかけに人事が刷新され、同盟国の中でも「特別な関係」と呼ばれる両国の関係を改善させたい意向があるものとみられます。

欧米の一部メディアは、ダロック大使の処遇について「今回の問題を受けて職務に大きな影響が出ることから代わる可能性が高い」と伝えています。

https://pbs.twimg.com/media/D-_9Rg-VUAAFKRv.jpg

来年のアメリカ大統領選挙に向けて、野党民主党ではバイデン前副大統領やハリス上院議員など24人が立候補する混戦となっています。

こうした中、カリフォルニア州選出のスウォルウェル下院議員は8日、地元で会見を開き、「きょうで選挙活動を終える」と述べ、指名争いから撤退し、下院議員での再選を目指すと明らかにしました。

スウォルウェル氏は先月の初めてのテレビ討論会で、支持率でトップを走るバイデン前副大統領に若手に道を譲るよう求めて評判になりましたが、陣営によりますと、その後、支持率や選挙資金が改善しなかったということです。

民主党の指名争いに立候補した24人のうち撤退を表明したのはスウォルウェル氏が初めてです。

アメリカ大統領選挙に向けた与野党の候補の指名争いは始まったばかりですが、候補が乱立する民主党ではそれぞれが十分な支持を広げるのが難しく、多くの候補が、テレビ討論への参加資格を満たすことや資金集めをすることが難しくなるとみられ、今後、候補の絞り込みが本格化しそうです。