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これはEUの執行機関にあたるヨーロッパ委員会が18日、発表したものです。

それによりますと、クアルコムは2009年からおよそ2年間、スマートフォンなどの通信に使われる製品を、製造コストを下回る価格で中国の通信機器メーカー、ファーウェイやZTEに販売していたということです。

EUは、市場の60%近いシェアを占めるクアルコムが独占的な立場を利用し、競合他社を排除する目的でこうした行為を行ったと判断しました。

そして、日本の独占禁止法にあたるEU競争法に違反するとして、2億4200万ユーロ(日本円で290億円余り)の制裁金を支払うよう命じました。

EUで競争政策を担当するベステアー委員は、声明の中で「市場の競争と技術革新を妨げ、消費者の選択肢を狭めるものだ」として批判しました。

EUは去年1月にも、クアルコムアメリカの大手IT企業、アップルに対し、巨額の資金を提供する見返りに他社の製品を使わないよう求めたのは違法だとして、1200億円余りの制裁金の支払いを命じています。

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