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ドイツのメルケル首相は19日、首都ベルリンで1時間半余りにわたって内外のメディアを対象にした恒例の記者会見を行いました。

この中でメルケル首相は、アメリカのトランプ大統領がヒスパニック系やアフリカ系など白人ではない4人の女性議員に対してアメリカを好きでないなら出て行けばよい」などと人種差別的な発言をしたことについて「アメリカの強さはさまざまな国籍の人たちがもたらしたものだ」と反論しました。

そのうえで「攻撃された女性議員たちに連帯感を抱いている」と述べて、トランプ大統領との立場の違いを鮮明にしました。

また、このところ公の場で体の震えが抑えられなくなる事態が続き、健康状態を不安視する声が広がっていることについては「首相としての職務は遂行できる」と述べ、2021年までの任期を全うする意欲を重ねて示しました。

このほかイラン情勢については「あらゆる外交的な接触の可能性を探る必要がある」と述べ、外交を通じた解決に引き続き取り組む姿勢を強調しました。

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