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就任以来、初めて外国を訪問しているイギリスのジョンソン首相は22日、ドイツに続いてフランスを訪問し、マクロン大統領と会談しました。

会談前の会見でジョンソン首相は「EUとの間で合意を得たいと考えている。ただ、合意するかどうかにかかわらず、10月31日に離脱するというのが国民の意思だ」と述べたうえで、離脱の条件を定めた協定案で懸案となっている北アイルランドの国境管理をめぐる条項について解決策を見いだすことに自信を見せました。

これに対し、マクロン大統領は「新たな協定案を模索することはない。EUが行った交渉の枠内で調整できるものがあるかどうか見つけなければならない」と述べて、協定案の修正に応じない立場を改めて強調しながらも、何らかの対応が可能か、検討する用意があるという考えを示しました。

フランス大統領府によりますと、会談で双方は、来月末までにEUとイギリスの間で妥協の余地があるかどうか探ることで一致したということです。

ジョンソン首相は、ドイツのメルケル首相との会談でも、30日以内にイギリスが具体的な提案を示すことで一致しましたが、限られた時間の中で打開策を打ち出せるのか不透明な状況です。

ドイツのメルケル首相は21日、イギリスのジョンソン首相と記者会見を行った際、EUからの離脱で懸案となっている北アイルランドの国境をめぐる問題について「今後30日間で解決策を見つけられるのではないか」と述べ、メルケル首相がイギリスに対する態度を軟化させたとする受け止めが一部で広がりました。

これについてメルケル首相は22日、訪問先のオランダで行った記者会見で「30日というのは、短期間でも達成できるという意味での例えだ」と述べて、新たに30日という期限を設定したわけではなく、あくまで早期解決の必要性を訴えたものだと強調しました。

そのうえでメルケル首相は、離脱の期限となっている10月末までにイギリスが解決策を見いだすことに期待を示しました。

メルケル首相はEU側に離脱の条件について再交渉する考えがないことを改めて明確にしたことになり、期限が迫る中、打開策を打ち出せるのか不透明な状況です。

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