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来年の大統領選挙に向けた野党・民主党の2回目のテレビ討論会が、31日まで2日間にわたって中西部ミシガン州デトロイトで行われ、2日目の討論にはバイデン前副大統領ら10人が参加しました。

この中でニューヨークのデブラシオ市長は、バイデン氏に対し、トランプ政権になってからよりも、オバマ政権時代のほうが不法滞在者の国外追放が多いが止めなかったのかと問いただしました。

これに対しバイデン氏がオバマ大統領には個人的には意見を伝えていた」と述べて直接の回答を避けると、ブッカー上院議員「都合のよい時だけオバマ大統領の名前を利用している」などと批判しました。

また、前回の討論会で支持率を上げたハリス上院議員は、今回もバイデン氏が過去に人種差別を掲げる議員とともに人種の壁を越えたバス通学に反対していたと指摘して批判しました。

各種の世論調査でバイデン氏は依然として支持率が30%前後と、2位のサンダース上院議員を大きくリードしてトップを維持していますが、今回の討論会でも過去の政治判断をめぐり、追及を受ける場面が目立ち、大きな強みである長年の政治経験が弱点となる可能性もありそうです。

一方、2日目の討論でも、トランプ大統領の人種問題をめぐる発言への批判が相次ぎました。

このうちヒスパニック系のカストロ元住宅都市開発長官はトランプ大統領は人種差別主義者だ」と切り捨てました。

また、アフリカ系のブッカー上院議員トランプ大統領は使い古された差別主義者たちのことばを使って私たちの国を分断しようとしている」と厳しく批判しました。

同じくアフリカ系のハリス上院議員は、トランプ大統領の一連の言動を念頭に「私たちは何者なのかが問われている。私たちの国はこんな国ではないはずだ」と批判しました。

さらにバイデン前副大統領は「多様性こそが私たちの強さだ」と強調しました。