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ロシアの野党勢力の指導者ナワリヌイ氏は去年8月、旅客機で移動中に突然意識を失い、国際的な調査報道グループは、ロシアの治安機関が化学兵器の神経剤を使って襲ったとする調査結果を12月、公表しています。

ナワリヌイ氏は1月、療養先のドイツから帰国した直後に拘束され、支持者は、釈放を求める抗議活動を、23日、全国規模で行うよう呼びかけています。

これに対して内務省は22日、「公の場で、許可なく行われるイベントは、社会の秩序を脅かすものですみやかに中断される」との声明を発表し、抗議活動を厳しく取り締まる方針を示して、参加しないよう警告しました。

またインターネットの規制当局は、複数のSNSの運営会社に対して抗議活動への参加を呼びかける投稿を削除するよう要請しました。

21日には、ナワリヌイ氏が率いる団体の広報担当者や弁護士などが、抗議活動への参加を呼びかけたとして拘束され、プーチン政権と、ナワリヌイ氏の支持者の間で緊張が高まっています。

ロシアの若者たちは、プーチン大統領への批判を強めインターネット上で抗議活動に参加しようと呼びかけています。

そのきっかけの1つになっているのが、ナワリヌイ氏の調査チームが19日、プーチン大統領の所有している豪華な「宮殿」だとする動画を公開したことです。

このなかでナワリヌイ氏側は、プーチン大統領はロシア南部の黒海沿岸にある広大な敷地に、日本円でおよそ1400億円相当の豪華な宮殿を所有していて、大統領に親しい資産家などが建設費を負担した「世界最大の賄賂だ」と批判しています。

この動画を受けてインターネット上には「ガスさえ通っていない地域があるというのに小さな国ほどの敷地に宮殿を持つなんてあり得ない」と厳しく批判する意見や、「この国を変革するため街頭に出よう」などと抗議活動への参加を呼びかける投稿が相次いでいます。

大統領府のペスコフ報道官は、22日プーチン大統領の宮殿だとする動画について「高品質のフェイクだ」と述べ、あらためて内容を否定するとともに、抗議活動については、「違法行為があれば当然、法の執行機関は、取り決めに従って行動する」と述べ治安当局は許可のない活動に対して厳しく取り締まると警告しました。

ロシアの野党勢力の指導者ナワリヌイ氏は、去年8月、化学兵器の神経剤で襲われたとみられ、今月17日、療養先のドイツから帰国した直後に、過去の有罪判決をめぐる違反を理由に逮捕されました。

これに対して23日、野党勢力側の呼びかけで、ナワリヌイ氏の釈放を求める抗議活動がロシア各地で行われ、このうち極東のウラジオストクでは、中心部の広場におよそ2000人が集まりました。

参加者たちは大通りを行進して釈放を訴えたほか「プーチンは泥棒だ」などと、政権に対する抗議の声を上げていました。

参加した女性は「ナワリヌイ氏を無理やり拘束したことに納得できません。生活水準が下がる一方なのに、政府は何もしていない」と生活への不満も口にしました。

抗議活動は、ハバロフスクなど極東から行われていますが、治安当局は「許可のない集会だ」として参加者を次々と拘束していて、ロシアの独立系人権団体によりますと、これまでに170人以上が拘束されました。

ナワリヌイ氏の調査チームは、プーチン大統領が所有する豪華な「宮殿」だとする動画も公開するなど政権批判を強めていて、政権側は不満の広がりに神経をとがらせています。

#反ロシア#対中露戦

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