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アラビア半島のイエメンでは、サウジアラビアなどが支援するハディ政権とイランが支援する反政府勢力「フーシ派」との間で、4年以上内戦が続いており、サウジアラビアとイランの「代理戦争」の様相を見せています。

イランの最高指導者ハメネイ師は13日、首都テヘランを訪れている反政府勢力「フーシ派」の高官と会談し、「サウジアラビアやUAE=アラブ首長国連邦はイエメンを分断しようとしており、この陰謀に立ち向かうべきだ」と述べて、全面的に支援する姿勢を鮮明にしました。

ハメネイ師がフーシ派の高官と会談し支援を明言するのは、初めてとみられます。

一方のハディ政権では、内部抗争が表面化し、南部の主要都市アデンを政権側の一部の勢力が占拠するなど混乱が続いています。

こうした中でハメネイ師がフーシ派への支援を明言したことについて、サウジアラビアと連携するUAEの外務担当相は14日、「これでフーシ派がイランの代理組織だと明確になった」とツイートするなど、警戒感が広がっています。

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