https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

外務審議官は、首都テヘランイラン外務省で、日本時間の17日午後7時からおよそ30分間、ザリーフ外相と面会しました。

この中で、森外務審議官とザリーフ外相は、ことし6月の安倍総理大臣のイラン訪問など活発な要人往来が行われていることを双方が評価していることを確認しました。

その上で、日本とイランの伝統的な友好関係を踏まえ、中東地域の緊張緩和や情勢の安定化に向けて、継続的に協議していくことが重要だという認識で一致しました。
これに先だって、森外務審議官は、イランのアラグチ外務次官とおよそ3時間にわたり、外務次官級協議を行いました。

一連の会談では、中東のホルムズ海峡の安全を確保するため、アメリカが有志連合の結成を目指していることも踏まえ、意見が交わされたものとみられます。

中東のイエメンでは、サウジアラビアなどが支援するハディ政権と、イランが支援する反政府勢力「フーシ派」が、4年以上にわたる内戦を続け、長年敵対するサウジアラビアとイランの代理戦争の最前線となっています。

こうした中、反政府勢力は17日無人機10機を使って、サウジアラビア東部にある「シェイバ油田」に対し、越境攻撃を行ったことを明らかにしました。

この油田は日量100万バレルの原油を生産するサウジアラビアの主要な油田の1つで、反政府勢力が支配するイエメン北西部から1000キロ以上離れたアラビア半島東部にあります。

サウジアラビア国営通信によりますと、施設で火災が発生したものの被害は軽く、生産に影響はないということですが、サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は、「世界的なエネルギー供給網への攻撃だ」と強く反発しています。

今回の攻撃は、反政府勢力の攻撃範囲が経済の中心地であるアラビア半島東部まで広がったことを示す形となり、緊迫する中東情勢への影響が懸念されています。

d1021.hatenadiary.jp