イランのタンカー 米裁判所が差し押さえ令状 #nhk_news https://t.co/yEPaTad1Dz
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年8月17日
イギリス領ジブラルタルの自治政府は先月、拿捕(だほ)したイランのタンカーについて15日、EU=ヨーロッパ連合の制裁対象国に向かわないことをイランが確約したなどとして解放しました。
このタンカーについて、アメリカ司法省は16日、首都ワシントンの連邦地方裁判所が差し押さえ令状を出したと発表しました。
令状や関係する訴状では、タンカーはアメリカがテロ組織に指定するイランの革命防衛隊による、シリアへの違法な物資の輸送や資金洗浄などに関わっていたとしています。
そのうえで、タンカーと積み荷、それに関連会社のアメリカ国内の資産およそ100万ドル(1億円余り)の差し押さえを認めています。
一方、AP通信によりますと、ジブラルタル側にはアメリカから令状に基づく要請はないということです。
タンカーは解放後もジブラルタルの沖合にとどまっていて、今後、差し押さえに向けた具体的な対応がとられるのかは不明です。
アメリカはタンカーを解放しないようジブラルタル側に求めてきた経緯があり、解放を受けて独自の対応をとることで、イランへの圧力を緩めない構えを示すねらいもあるとみられます。