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パキスタンのカーン首相は、26日夜、首都イスラマバードで演説し、今月6日にインド政府がパキスタンと領有権を争うカシミール地方の州の自治権を撤廃したあと、この問題について初めて国民に向けて発言しました。

この中でカーン首相はインド側の措置について、一方的な行為だと指摘したうえで「この地域に暮らす人たちの人権は侵害され続けており、非常に苦しい生活を強いられている」と述べ、インド政府を強く非難しました。そのうえでカーン首相は、来月ニューヨークで開かれる国連総会で、問題の早期解決に向け国連と国際社会に対して改めて積極的な関与を求めていく考えを明らかにしました。

カシミール問題をめぐっては、国際社会の仲介を求めるパキスタン側に対し、インド側はあくまで2国間の交渉で問題を解決するべきだという立場を崩しておらず、双方の溝は埋まっていません。

カーン首相としては、各国の首脳らが集まる国連総会の場でカシミール問題を提起することで、インド側に対する国際的な圧力を強めたいというねらいがあるものとみられます。

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