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香港では、容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正案をめぐって政府や警察への抗議活動が2か月半にわたって続いていて、25日まで2日連続で過激化したデモ隊の一部が警察と衝突する事態となりました。

これを受けて、香港政府ナンバー2の張建宗政務官が26日、記者会見し「デモ隊の暴力行為は、どんどんエスカレートしている。こうした天をも恐れず、社会の安定を破壊する行為は言語道断だ」と述べ、厳しく非難しました。そのうえで、張政務官「必要なのは、対立ではなく対話だ」と述べ、市民との対話を通じて事態の打開を目指す姿勢を重ねて示しました。

また、香港の警察も26日会見し、武器の所持や違法な集会を行った疑いなどでこの2日間で12歳から52歳までの合わせて86人を逮捕したことを明らかにしました。さらに警察は、一連の抗議活動で25日初めて威嚇のため拳銃を発砲したことについて「必要で、合理的な手段だった」と改めて説明し、理解を求めました。

香港では、容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例の改正案をめぐって政府や警察への抗議活動が続いていて、この土日には、デモ隊の一部が警察と衝突しました。

こうした中、香港政府トップの林鄭月娥行政長官は、27日の記者会見で、デモ隊の一部が、火炎びんなどの危険な手段を用いて警察を攻撃した、などと指摘し「暴力行為がますますひどくなり、抗議活動から完全に逸脱している。非常に残念だ」と述べました。

そのうえで「市民との対話だけが、香港の今後の問題を解決できる」と述べ、今後、デモの参加者を含む市民との対話を通じて、事態の打開を目指す考えを強調しました。

アメリカ国防総省は、F35ステルス戦闘機やイージス艦などの軍事装備品に使用される希少な資源レアアースについて中国からの輸入に大きく依存している現状を変えるため、調達先の多角化を模索しています。

これについてロード国防次官は、26日の記者会見で、中国の国外にレアアースを精製する施設が少ないことから、世界のレアアースが精製施設のある中国に集まっていると課題を指摘しました。

そのうえで、同盟国のオーストラリアをこの夏に訪問した際、軍事装備品のためのレアアースの精製施設を両国が協力して建設できないか協議したことを明らかにし、オーストラリアと連携して新たな調達先の確保に努めていると強調しました。

ロード次官は詳細については明らかにしませんでしたが、オーストラリアの企業は、ことし5月、アメリカ南部テキサス州レアアースの精製施設を建設する計画を明らかにしています。

レアアースの生産大国、中国は、アメリカとの貿易摩擦が激しさを増す中、レアアースの輸出を制限する可能性も示唆していて、アメリカは、石炭からレアアースを抽出する最新の技術開発を加速させるなど中国への依存を減らす対策を進めています。

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