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インドとパキスタンの間では、インドで暮らすシーク教徒が、ことし、開祖の生誕550年の節目に合わせて、パキスタン側の寺院を訪問できるよう両国にまたがる形で巡礼路の建設が進められ、先月、シーク教徒のビザなしでの巡礼を認めることなどで合意しました。

パキスタン側で9日行われた開通式には、パキスタンのカーン首相やインドのシン前首相などが出席して完成を祝ったあと、インド側から訪れたシーク教徒が早速、巡礼路を通ってパキスタン側の寺院を初めて訪問しました。

巡礼先の寺院は、インドとの国境からおよそ4キロ離れたパキスタン中部のパンジャブにあり、およそ5000人の巡礼者が毎日、日帰りで訪れることができるということです。

インドとパキスタンの間では、先月31日に領有権を争うカシミール地方の州をインド政府が直轄地にしたことに対し、パキスタン政府が強く反発して対立が続いています。

こうした中、両国の間で始まった今回の取り組みをきっかけに、今後、関係改善につながるのか注目されます。

インドで暮らすシーク教徒がパキスタン側の寺院をビザなしで訪問できるようになったことについて、巡礼路の開通式に出席したインドのシン前首相はメディアの取材に対し、「シーク教徒のコミュニティーにとってきょうは歴史的な瞬間だ。巡礼路の開通は、インドとパキスタンの関係改善に向けて役に立つだろう」と述べて、両国の関係改善に期待を示しました。

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