https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

森友学園の前理事長、籠池泰典被告(66)と妻の諄子被告(62)は、小学校の建設工事や幼稚園の運営などをめぐり、国や大阪府大阪市補助金1億7000万円余りをだまし取ったとして詐欺などの罪に問われています。

大阪地方裁判所では28日、初めて被告人質問が行われ、籠池前理事長はまず、小学校の設立を目指した経緯などを説明しました。

このあと建設事業費を水増しして国の補助金をだまし取ったとされることについて弁護士から問われると「細かな内容についての認識はなかった」などと改めて無罪を主張しました。

一方、大阪府大阪市補助金については「教員の研修費などにあて、私的に流用はしていない」などと述べたうえで「申請内容を水増ししたのは安直だったと反省している」と述べ、不正を認めました。

森友学園をめぐる公文書の改ざんや国有地の売却問題では、検察審査会の「不起訴不当」の議決を受けて大阪地検特捜部が再捜査を行っていましたが、今月改めて全員を不起訴とし、捜査が終結しています。

28日の審理が終わったあと、籠池前理事長は報道陣の取材に対して、「粛々と対応させてもらいました」と述べました。そして、「日の本に(ひのもと)生まれてうれし秋の雨」と一句詠み、その意味について、「日本に生まれてよかった。秋の雨にあたってすがすがしい気持ち。私の心ではすべてのことを話していて、うそは言っていないという意味だ」と説明して、裁判所を離れました。