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日銀は大規模な金融緩和の一環として、長期金利を0%程度に誘導するために大量の国債を買い入れています。

1回当たりに買う国債の量は、償還までの残り期間が5年から10年以下の国債ではこれまで最大6500億円程度としてきました。

しかし日銀は30日、来月については最大5500億円程度と、これまでより1000億円程度減らす方針を発表しました。

国債が取り引きされる債券市場では米中貿易摩擦などで世界経済の先行きに警戒感が広がる中、比較的安全とされている日本の国債が買われ、このところ国債の価格が上昇しています。

国債は価格が上がると利回りが下がる関係にあるため、長期金利は29日、3年前につけた過去最低のマイナス0.3%に迫るマイナス0.29%まで低下していました。

市場には金利が下がりすぎると金融機関の経営がますます厳しくなるという懸念も出ていて、日銀は国債を買う量を抑えることで、これ以上の低下を防ぐねらいがあるものとみられます。