米MIT伊藤穣一氏が所長辞任 - 少女虐待の富豪から資金援助https://t.co/4m1VezuQZS
— 共同通信公式 (@kyodo_official) September 8, 2019
米マサチューセッツ工科大(MIT)メディアラボの伊藤穣一所長は7日、辞任の意向を示した。少女らへの性的虐待などの罪で起訴され、勾留中に死亡した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告から資金援助を受けていたことに批判が強まっていた。MITが発表した。
伊藤氏はMIT教授のポストも辞任、米メディアによると兼務していた米紙ニューヨーク・タイムズの取締役やマッカーサー財団の理事ポストも辞任した。
伊藤氏は8月、メディアラボと自身の投資ファンドが元被告から資金を調達していたと明らかにして謝罪。性的虐待などについて、関知していないとしていた。
米マサチューセッツ工科大学 日本人所長 資金問題で辞職 #nhk_news https://t.co/pXa28WYhB8
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年9月8日
伊藤穰一氏は2011年にマサチューセッツ工科大学の研究所、「メディアラボ」の所長に就任しました。
しかし、アメリカで著名な実業家だったジェフリー・エプスタイン被告が多数の未成年の少女らへの性的虐待などの罪で起訴され、先月、勾留中に死亡した事件に関連して研究所や伊藤所長が実業家から資金の提供を受けていたことが明らかになりました。
これを受けて研究所に所属する複数の研究者が相次いで抗議の辞職を表明し、伊藤所長が釈明する事態となっていました。
さらに6日、アメリカの雑誌、「ニューヨーカー」が、エプスタイン被告は大学によって寄付者として認められていなかったにもかかわらず、寄付を受け続けていたことや、伊藤所長らがエプスタイン被告との関係を隠そうとしていたことなどを報じました。
これを受けてマサチューセッツ工科大学のラファエル・ライフ学長は声明文を発表し、伊藤所長が辞職を申し出たことを明らかにしました。
声明文ではエプスタイン被告から資金を受けたのは「誤った判断だった」として、今後、この問題について直ちに調査するとしています。