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 ブレグジットそっちのけで、今、英国ではある王室のスキャンダルに沸いている。“お騒がせメーガン妃”ではなく、英王位継承順位8位、チャールズ皇太子の弟・アンドリュー王子(59)の少女買春疑惑だ。

 事の発端は、8月10日、組織的な未成年人身取引で起訴された米の富豪ジェフリー・エプスタイン被告が勾留中に自殺を遂げたこと。かねてから故人を通じての買春を取り沙汰されてきたアンドリューに、再び批難の矛先が向けられたのである。

 エプスタインとの関係を一切否定する英王室に対し、大衆紙メール・オン・サンデーはニューヨークの被告宅で女性を見送る王子の隠し撮り証拠映像をスクープ。デーリー・ミラー紙は被告に性的マッサージを強要された女性の父親から、王子に胸を触られる等の虐待を受けたとの証言を得た。

「中でも批難の急先鋒に立つのは、8月27日、ニューヨーク市の裁判所で改めてアンドリューの性的強要を断罪したバージニア・ロバーツ(36)です」

 そう語るのは在英国際ジャーナリストの木村正人氏。

 10代でエプスタインの「性奴隷」とされたロバーツは、2001年、17歳の時にアンドリューにあてがわれ3度の性交を強制されたと、告発を続けていた。

「注目すべきは彼女の後ろ盾となっている弁護士のデイヴィッド・ボイーズです。米国では有名なやり手弁護士。派手な法廷劇へと持ち込むべく、アンドリューを証言者として召喚する可能性が考えられます」(同)

 もし英王族が刑事、民事を問わず米法廷の証言台に立つような事態になれば、これは前代未聞。まして少女買春疑惑ともなれば……。

 女王の不肖の次男アンドリューであるが、1982年のフォークランド紛争の際は命の危険を顧みず前線に赴き、国民的英雄と持て囃された時期もあった。

「そんな名声もあり、随分と女性と浮名を流し、“千人斬り”を達成した、なんて噂もありました」(同)

 この期に及んで否定を続けるアンドリューだが、もはやチェックメイト

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