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ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領は29日にアメリカのトランプ大統領と電話で会談し、この中でアメリカからもたらされた情報によって、ロシア国内で計画されていたテロを阻止することができた」として、トランプ大統領に謝意を伝えたということです。

そのうえで両首脳はテロ対策で連携していくことを確認しました。

これに関連してロシア連邦保安庁は29日、アメリカの情報に基づいて捜査を進めた結果、サンクトペテルブルクで新年の休暇に合わせてテロを計画していたとして、ロシア国籍の男2人を拘束したと明らかにしました。

プーチン大統領はこれまでもCIA=アメリカ中央情報局の協力でテロが防げたとして、トランプ大統領に電話で謝意を伝えたことがあります。

プーチン大統領としては、米ロ関係が冷戦が終結して以降最悪とも言われるほどに冷え込む中でも、共通のテーマであるテロ対策で連携を深める姿勢を強調し、関係改善の糸口を探るねらいもあるとみられます。

ウクライナ東部では欧米寄りのウクライナ政府軍とロシアを後ろ盾とする親ロシア派の紛争が続いてきましたが、プーチン大統領とゼレンスキー大統領は今月9日、フランスとドイツの仲介で首脳会議を行い、年末までに捕虜や拘束した人々を互いに解放することで合意しました。

ウクライナ大統領府や現地からの報道によりますと、この合意を受けて、双方の区域を隔てる検問所で29日、親ロシア派は76人を解放し、ウクライナ側もこれに相当する人数を引き渡したということです。

ロシア大統領府によりますと、プーチン大統領は29日、ドイツのメルケル首相と電話で会談し、今回の捕虜などの解放について前向きな動きだと評価したということです。

今後は合意に基づいて停戦などの紛争の解決に向けた動きがどこまで進むかが焦点です。

ただ停戦後のウクライナ東部の扱いをめぐって、プーチン大統領高度な自治権を与えることを求めたのに対し、ウクライナ側は受け入れられないとしていて、双方の立場は大きくかけ離れたままです。