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グレタ・トゥーンベリさんが、アメリカの雑誌、タイムの「ことしの人」に選ばれたことについて、アメリカのトランプ大統領は、12日、ツイッター「ばかげている。グレタは自分の怒りをコントロールする問題に取り組むべきだ。友達といい映画を見に行ったほうがいい。落ち着け」と投稿して批判しました。

これを受けてグレタさんは、みずからのツイッターのプロフィールを更新し「怒りをコントロールする問題に取り組むティーンエージャー。落ち着いていて、友達といい映画を見に行っています」と、トランプ大統領のことばを引用して対抗しました。

地球温暖化対策を訴えるグレタさんは、若い世代を代表する存在として注目されていますが、トランプ大統領は、ことし9月にも皮肉を込めたコメントをしたほか、ことし10月には、ロシアのプーチン大統領も「優しいが情報に乏しい若者」と批判し、今月10日には、ブラジルのボルソナロ大統領が、「小娘」と、やゆするなどしています。

これに対し、グレタさんは毎回、首脳のことばをツイッターのプロフィールに引用する形で対抗していて、16歳の少女と各国の首脳との応酬が話題になっています。

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自分の背中で、人として大切な道を教えていく。
そんな、尊敬できる大人が増えてこなければなりません。

グレタさんの態度がどうとか、好きか嫌いかとか、移動手段や生活スタイルに至るまで批評されているが、議論すべき本質はそこではない。
地球温暖化という科学的根拠を用いて指摘された破壊的なシナリオに対し、どう私たちが向き合えるか。どう行動を変えられるか。

アメリカのトランプ大統領らが批判している16歳の活動家グレタ・トゥーンベリさんについて、アメリカのオバマ前大統領夫人のミシェルさんは12日、ツイッター「あなたを照らす明かりを暗くさせることがあってはなりません」と投稿し、批判にくじけないよう促しました。

そして、オバマ前大統領と訪れている東南アジアで、現地の女性らと交流していることなどを踏まえベトナムや世界各地で出会った少女たちのように、あなたは私たちにたくさんのものを与えてくれます」とつづりました。

そのうえで「疑いの目を向ける人は無視して、何百万人があなたを応援していることを忘れないでください」と激励のメッセージを送りました。

「COP25」は交渉が最終日を迎えるのを前に、議長国チリのシュミット環境相が、各国の閣僚級などを集めて交渉の進捗状況を説明しました。

今回のCOPでは温暖化対策の国際的な枠組み、「パリ協定」が来年から始まるのを前に、温室効果ガスの削減目標を引き上げることで各国が一致できるかどうかが大きな焦点となっています。

これまでのところ、会議の成果となる文書に、削減目標の引き上げを各国に促す記述を盛り込む方向で議論が進められていますが、記述の表現の強さをめぐって意見の隔たりがあるということです。

また、「パリ協定」の実施に必要なルールについても交渉が難航しています。

このうち、他国への技術支援などで削減できた温室効果ガスの排出量を、自国の削減分として計算する際のルールについては、二重計上を防ぐために、削減量などを詳細に国連に報告する案が出ていますが、途上国の一部が反発しているということです。

交渉の状況について、小泉環境大臣は「交渉というものは最後まで何があるか分からないが、楽観と健全な危機感を共有しながら、万全の対応ができるようにしたい」と述べました。

13日のうちに各国が妥協点を見いだすことができない場合は、会期を延長して交渉が続けられる見通しです。

温室効果ガスの削減目標を引き上げると表明しているエチオピアの交渉官は、各国に引き上げを促すことは重要だとしたうえで、「あくまで各国それぞれの目標なので、引き上げを強要することはできないと思う」と話しました。

アンゴラの交渉官の男性は、「温室効果ガスを削減させる取り組みは必要だが、干ばつなど温暖化の被害が深刻な私たちのような国にとっては、温暖化に耐えられる力をつけることのほうが切実だ」として、温暖化に適応する取り組みへの支援を優先すべきだと話していました。

また、交渉が難航していることについて、ノルウェーの交渉官の男性は「温暖化がもたらしている事態は緊迫しており、それぞれの立場をこえて合意に達しないといけない」と焦りをにじませていました。

EUの首脳会議は12日、ベルギーの首都ブリュッセルで2日間の日程で始まり、この中で2050年にはEU全体として温室効果ガスの排出量を、実質ゼロにすることで一致しました。

会議では加盟国のうち石炭に依存する国々が対策の強化に消極的な姿勢を示し協議が難航しましたが、最終的にポーランドを除くすべての国が、国レベルでも実質ゼロを目指すことになりました。

記者会見を行ったEUのフォンデアライエン委員長は「われわれは気候変動に取り組み、この問題をEUにとってチャンスに変える決意だ」と述べて、対策の強化が経済成長にもつながるという考えを強調しました。

2050年までに排出量を実質ゼロにする目標をめぐっては、スペインで開かれている国連の会議、COP25でも支持がどれだけ広がるか、焦点のひとつになっています。

フォンデアライエン委員長は「中国やインドなどの国がこの動きに続くためにも、EUが模範となる必要がある」と述べて、率先して目標に掲げることで、主要な排出国に対策の強化を促していく姿勢を示しました。