“各国PKO要員の教官に”陸上自衛隊が医官をアフリカに派遣 #nhk_news https://t.co/IYSFlksVaL
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年10月1日
国連のPKO=平和維持活動の安全確保が課題となる中、陸上自衛隊は各国の要員を訓練する教官として初めて医官をアフリカに派遣し、負傷者の救護など医療分野の指導を行うことになりました。
派遣されるのは陸上自衛隊衛生学校に所属する医官2人で1日、防衛省で湯浅悟郎陸上幕僚長に出発の報告を行いました。
陸上自衛隊は国連のプロジェクトの一環で、PKOに参加するアジア・アフリカ各国の要員を訓練する教官として海外に隊員を派遣していて、これまで道路の整備などに必要な重機の操作を指導してきました。
そして今回、訓練の対象を医療分野に広げることになり、医官2人が今月7日から18日までアフリカ・ウガンダにある国連の施設で各国の要員に負傷者の救護などを指導するということです。
PKOをめぐっては部族や宗派間の対立などを背景に任務のリスクが高まり、殉職した要員は2000年代に入ってから増えて毎年、100人前後に上り、安全確保が課題となっています。
派遣される草薙恭圭3等陸佐(32)は「PKO隊員の救護能力の向上は喫緊の課題だと認識しており、われわれの培った能力で国連の活動に貢献できることは大変意義深いと考えています」と述べました。