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UNHCR国連難民高等弁務官事務所は1日、スイスのジュネーブで記者会見を行い、ことし7月から先月にかけて、ギリシャ東部のレスボス島やサモス島などでヨーロッパを目指して海を渡ってたどりつく難民や移民が急増していて、島には毎週平均して2000人前後が到着していると指摘しました。

トルコから渡ってきているとみられ、多くはシリア人やアフガニスタンだとしています。

そのうえで、それぞれの島の収容施設では、定員を大幅に上回る極めて厳しい状況になっていると懸念を示し「島から本土へ直ちに移送させることが重要だ」と述べて、ギリシャ政府に早急な対策を求めました。

このうちレスボス島では2日前に収容施設で火災が発生し、1人が亡くなったほか、暴動が起きてギリシャ政府が急きょ本土から兵士を派遣するなど緊張が高まっています。

しかし、本土に移送したあとの受け入れ先の調整が難航していることから移送のめどはたっておらず、ギリシャだけでなくヨーロッパ全体で対応を迫られる事態となりそうです。

これに関連してUNHCRは、ヨーロッパを目指す途中で地中海で命を落とした難民や移民の数が、ことしだけですでに1000人を超えたことを明らかにしました。

地中海での難民や移民の死者数が1000人を超えたのは、6年連続だということです。

国連の担当者は「地中海を渡ること自体、危険なことであるという事実を示している」と述べ、警鐘を鳴らしています。

一方、こうした人たちを救助するためにNGOが地中海で活動していることで、かえって多くの船が海を渡ることを誘発しているなどという批判があることを背景に、「非難したり、犯罪扱いするべきではないと今一度、強調したい」と述べ、難民や移民の命を守ることを最優先すべきだとの考えを示しました。

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