ギリシャ 減税公約の新首相に「財政規律守れ」ユーロ圏会議 #nhk_news https://t.co/y0WxmvXIw4
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年7月9日
7日に行われたギリシャの総選挙では、最大野党だった中道右派「新民主主義党」が単独で過半数の議席を獲得し、政権交代が実現しました。
党首のミツォタキス氏は一夜明けた8日、大統領府で行われた宣誓式で首相に就任し、「われわれは必ず難局を乗り越える」と述べて、緊縮策によって厳しい状況が続く経済の再生を誓いました。
ミツォタキス氏は選挙戦で、日本の消費税にあたる付加価値税や中小企業の法人税などの減税を進めると訴えてきました。
しかし、ギリシャ政府は依然として巨額の債務を抱え、財政再建を進めることが求められています。
8日にベルギーで開かれたユーロ圏の財務相会議では、センテーノ議長が記者会見で、財政再建の進め方は各国次第だとしながらも「約束は約束だ。もし破れば、信頼が最初に失われ、信用や投資がなくなり最終的には成長できない」と述べて、財政規律を守るようくぎを刺しました。
今後、財政を建て直しつつ、国民が期待する経済の活性化をどう実現するかミツォタキス氏の手腕が問われることになります。