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16日付けの朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は、キム・ジョンウン委員長が新たな街の建設現場を視察したと伝えました。

この中でキム委員長は「敵対勢力による執ような制裁によって依然として試練は多いが、人民は一層強くなり勝つための方法を学んできた」と述べ、制裁解除の見通しが立たない中、みずからの力で経済を立て直すよう呼びかけました。

そのうえでアメリカをはじめとする敵対勢力がわれわれに強要してきた苦痛は、もはや怒りに変わった」と述べ、アメリカを名指しで批判し反発を強めています。

北朝鮮は、今月行われた非核化をめぐるアメリカとの実務者協議のあとアメリカは旧態依然とした立場を捨てずにいる」として非難していて、協議のあとキム委員長がアメリカについて言及したのはこれが初めてです。

一方、国営メディアは、キム委員長が白馬に乗って雪が積もる中、「民族の聖地」とされる北部のペクトゥ(白頭)山に登ったという写真も公開しました。

この中で「同行した者たちは、革命が前進する雄大な作戦が繰り広げられると確信した」と伝えていて、アメリカを揺さぶるために何らかの対抗措置をとる可能性を示唆しました。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は16日、論評を伝え、アメリ海兵隊の司令官が今月3日、韓国軍と継続して行ってきた海兵隊の合同演習をことしの秋にも行うと述べた、としています。

論評では合同演習について「日本に駐留するアメリ海兵隊の第3海兵遠征軍と南の海兵隊が上陸作戦を行い、わが国の重要拠点を奇襲して占領するための能力を向上させるものだ。明らかにわが国を侵略するための演習だ」と反発しています。

そのうえで「今のように米朝対話がこう着状態にある時に演習の計画を明らかにするのは、情勢を対決へと押しやる重大な挑発だ。侵略の演習が計画されている中で対話について論じることができるだろうか。われわれは決して見守っているばかりではない」として、軍事的な対抗措置も示唆してアメリカと韓国をけん制しました。

海上保安庁によりますと、16日午前、石川県の能登半島沖にある「大和堆」(やまとたい)と呼ばれる漁場付近の日本の排他的経済水域で、北朝鮮の漁船が転覆したという通報が水産庁の漁業取締船からあったということです。

水産庁の取締船は現場海域にいた別の北朝鮮の漁船から「仲間の船が転覆したので探している」と伝えられたということで、衝突や接触などによる事故ではないということです。

海上保安庁は巡視船と航空機を出して転覆した漁船を探しています。

外務省の滝崎アジア大洋州局長は、16日午後、ソウルで、韓国外務省のキム・ジョンハン(金丁漢)アジア太平洋局長と2時間余りにわたって協議を行いました。

日韓双方の外務省関係者によりますと、日本側は、太平洋戦争中の「徴用」をめぐる問題で、国際法違反の状態を早期に是正するよう改めて求めたのに対して、韓国側からは新たな提案はなかったということです。

また、日本側は、韓国が、東京電力福島第一原子力発電所放射性物質を含む水の処理方法をめぐり、IAEA国際原子力機関により積極的な役割を果たすよう求めたことなどについて、「非建設的な問題提起だ」と懸念を伝えました。

一方、韓国側は、日本が韓国向けの輸出管理を厳しくしたことについて、「徴用」をめぐる問題の報復措置だとして、早期に撤回するよう改めて求めたのに対して、日本側は、軍事転用の可能性がある品目の貿易を適切に管理するためだと説明したということです。

このため、協議での具体的な歩み寄りは見られず、事態の打開には至りませんでした。

また、16日の協議では、天皇陛下が即位を内外に宣言される儀式に合わせて日本を訪問するイ・ナギョン(李洛淵)首相が、安倍総理大臣と短時間会談するかどうかについても意見を交わしたとしています。

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