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スペインの議会選挙は、ことし4月の選挙で単独で過半数議席を獲得した政党がなく、連立交渉も失敗したことから実施され、10日に投開票が行われました。

スペイン国営放送によりますと、議会下院では、サンチェス政権の与党、左派の社会労働党が350議席中、120議席と前回とほぼ同じ議席数で、第1党を維持しました。

一方、前回初めて議席を獲得した極右政党の「ボックス」は、倍以上の52議席を獲得し、第3党に躍進しました。

今回の選挙では、北東部カタルーニャ州で、先月、スペインからの独立を求める住民と警察との衝突で多くのけが人が出る中、独立運動への対応が最大の争点になりました。

与党が、対話による解決を訴える一方、ボックスは、州の自治権の停止など強硬な対応を主張し、支持を急速に伸ばしました。

スペインの議会選挙はこの4年間で4回目で、今後、与党を軸に連立交渉が行われる見通しですが、独立問題をめぐる政党間の溝は深く、不安定な政治状況を解消するめどは立っていません。

議会選挙の結果を受けて、第1党を維持した与党・社会労働党を率いるサンチェス首相は、首都マドリードの党本部前で演説し、「スペインの政治状況を打開するためにすべての政党は寛大に、そして責任を持って行動すべきだ」と述べ、安定した政権を成立させるため、ほかの政党に協力を呼びかけました。

第3党に躍進した極右政党「ボックス」のアバスカル党首は首都マドリードの党本部で演説し、「11か月前には地方議会にさえ議員はいなかったが、きょう、われわれはスペイン議会で第3の勢力になった。われわれの考え方を主張していく」と述べ、党の躍進をみずからたたえました。

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