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内閣府が発表したことし7月から9月までのGDPは、物価の変動を除いた実質の伸び率が、前の3か月と比べてプラス0.1%でした。これが1年間続いた場合の年率に換算すると、プラス0.2%で、4期連続のプラス成長となりました。

主な項目では、GDPの半分以上を占める「個人消費」は、プラス0.4%でした。消費税率の引き上げを前に、家電製品や日用品などで駆け込み需要がありましたが、5年前の増税の時と比べてその規模は小さかったとみられるほか、天候不順や台風などの影響もあって消費は伸び悩みました。

企業の「設備投資」は、人手不足が深刻となる中、製造業などで省力化を進めるために活発な投資が行われ、プラス0.9%の伸びとなり、「住宅投資」もプラス1.4%となりました。

しかし「輸出」は、米中の貿易摩擦を背景に中国向けの生産用機械が振るわなかったほか、輸出に含まれる日本を訪れる外国人旅行者の消費も減ったため、マイナス0.7%となりました。

今回のGDPは、消費税率の引き上げを前に、駆け込み需要が消費を押し上げたにもかかわらず、低い伸びにとどまりました。

増税後の消費の低迷で、10月からの3か月のGDPの伸び率はマイナスに転じるという見方も出ています。