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香港メディアや、アメリカ政府系のラジオ局「ラジオ・フリー・アジア」などによりますと、中国の広東省・茂名で、地元政府が公園をつくるとしていた場所に火葬場をつくろうとしたことに住民が反発し、28日、抗議活動を行いました。

これに対して警察は放水車を出したり、催涙弾を発射したりして強制排除に乗り出し、複数のけが人が出ているということです。

現場とされる映像には、抗議の声を上げる住民らを武装した警察が次々と拘束していく様子や、けがをした人が担架で運ばれていく様子などが映っています。

中国大陸では、政府への抗議活動は厳しく制限されているため、今回の抗議活動については国内メディアは伝えておらず、SNS上の投稿も削除されています。

広東省の隣にある香港では、政府や警察への抗議活動が半年近く続いていることから、中国当局としては大陸での抗議活動に対してはこれまで以上に神経をとがらせているものとみられます。

香港では先月24日に行われた区議会議員選挙で、政府に批判的な立場の民主派が80%を超す議席を獲得して圧勝しましたが、政府は行政長官の直接選挙の導入など市民のさらなる要求には応じる考えを示していません。

このため選挙後初めての週末となった30日も抗議活動が行われ、夜になると九龍半島の繁華街に黒い服や覆面姿のデモ隊が集まり、警察に抗議するなどして、道路の通行を妨害したり火をつけたりしました。

複数の香港メディアによりますと、警察が出動して少なくとも催涙弾を1発撃ち、強制排除を行いました。

選挙後、警察がデモ隊の強制排除で催涙弾を使用したのは初めてです。

香港では一連の抗議活動が始まって以来、警察がおよそ1万発の催涙弾を使いましたが、先月18日を最後に区議会議員選挙を挟んで10日間余り、催涙弾は使用されていませんでした。

しかし警察が今回催涙弾を使用したことで、警察の取締りに反発する市民の抗議活動が激しくなることも懸念され、今後の情勢は再び不透明になってきました。

中国広東省珠海の警察は30日夜、中国版ツイッター、ウェイボーで、珠海と香港やマカオにつながる「香港珠海マカオ大橋」のある人工島で大規模なテロ対策の訓練を行ったとして映像を公開しました。

訓練はおよそ1000人の警察官が参加して29日に行われたということで、映像には武装した大勢の警察官が盾などを持って行進する姿や、オートバイやドローンそれに船なども使った訓練の様子が写されています。

中国の警察だけでなく香港やマカオの警察の高官も出席して訓練の様子を視察したとしています。

中国では、香港で抗議活動が相次いで以降、軍の指揮下にある武装警察が隣接地の広東省深センで暴徒と化したデモ隊を制圧する大規模な訓練を行ったとする映像を公開するなどしています。

今回の大規模な訓練の映像は、中国として抗議活動が続く香港をけん制するとともに、今月、中国に返還されて20年となり記念式典が開かれる予定のマカオでの取締りも強化する姿勢を示したものとみられます。

香港では先月24日の区議会議員選挙で、政府に批判的な立場の民主派が圧勝しましたが、政府は行政長官の直接選挙の導入など、市民のさらなる要求に応じる姿勢は見せていません。

こうした中、1日も複数の抗議活動が行われ、このうち香港島中心部の公園では、アメリカで香港での人権と民主主義の確立を支援する「香港人権法」が成立したことに感謝する集会が開かれ、主催者の発表でおよそ1万人が参加しました。

集まった人たちの中にはトランプ大統領の仮面をつけた人もいて、星条旗を掲げてアメリカの国歌を歌ったあと、アメリ総領事館に向けて行進し、「中国政府に抵抗し、香港に自由を」などと訴えていました。

参加した30歳の女性は「今後は香港政府の対応次第だ。普通選挙の導入こそが唯一の解決策だ」と話していました。

香港では区議会議員選挙を控えた先月19日以降、警察とデモ隊との大きな衝突は起きていませんでしたが、九龍半島側の繁華街で行われている大規模なデモ行進では、1日夕方、参加者が許可されたルートをはずれ道路を塞いだことから、警察が催涙弾を発射する事態となっています。

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