ウクライナ疑惑 米民主党 トランプ大統領を弾劾訴追へ #nhk_news https://t.co/J1pk3QNSou
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年12月5日
ウクライナ疑惑でトランプ大統領に不正行為があったと認定した下院情報委員会の調査結果を受けて、司法委員会は大統領を弾劾訴追すべきかどうかの審議を4日から始めています。
5日、野党・民主党のペロシ下院議長は記者会見で、「アメリカでは誰もが法を超越することはできない。トランプ大統領がアメリカの安全保障を犠牲にし、みずからの政治的利益のために職権を乱用したことは疑いの余地はない」と主張しました。
そのうえで司法委員長に刑事事件の起訴状にあたる弾劾訴追状を作成するよう指示したと明らかにしました。
弾劾訴追状は民主党が多数派を占める議会下院の本会議にはかられ、過半数の同意を得られれば弾劾訴追が決定しますが、訴追の時期には言及しませんでした。
司法委員会では来週9日に再び公聴会を開く予定で、民主党は今後、弾劾訴追状の作成に向けて詰めの作業を急ぎ、クリスマス前にも弾劾訴追したい考えです。
一方、トランプ大統領は5日、ツイッターに「私を弾劾するなら、今すぐやればいい。そうすれば、議会上院で公正な裁判を開くことができる」と投稿したうえで、仮に弾劾訴追が決まり、共和党が多数派を占める議会上院で弾劾裁判が開かれることになった場合、政敵のバイデン前副大統領やペロシ氏らを証人として呼ぶ考えを明らかにし、徹底抗戦する姿勢を鮮明にしました。
民主党のペロシ下院議長は5日、弾劾訴追状を作成するよう指示したと明らかにしたあと別の記者会見に臨みましたが、会場から立ち去る際、トランプ大統領寄りとされるメディアの記者から私はカトリックの家庭に育ち、誰に対しても憎しみはない。トランプ大統領のためにもいつも祈っている」と述べ、トランプ大統領に厳しい立場をとるのは個人的な感情からではないと反論しました。
そして、「私に対してそのようなことばを使うことは許さない」と強い口調で記者に言い放ち会場をあとにしました。
一方、トランプ大統領はこの会見のあとツイッターに、「ペロシ氏は感情が抑えられなくなっていた。彼女は『大統領のために祈っている』と言ったが、私は信じない」と皮肉を込めて投稿しました。
Articles of impeachment on Trump to be drafted https://t.co/OcRUKdljBz
— NHK WORLD News (@NHKWORLD_News) 2019年12月5日
「トランプ大統領が憎いか」質問に下院議長が激怒 https://t.co/kN708IUFgV
— テレ朝news (@tv_asahi_news) 2019年12月6日
The audacity of Nancy Pelosi.
— Ronna McDaniel (@GOPChairwoman) December 5, 2019
She just claimed, “This has absolutely nothing to do with politics."
House Democrats boycotted the inauguration, lied about Russia collusion, and admitted they want to impeach @realDonaldTrump to stop him from winning in 2020.
It is ALL politics! pic.twitter.com/Cjv1w2vmd8
ウクライナ疑惑質問の有権者にバイデン氏激高の一幕波紋 #nhk_news https://t.co/M7yifU8ctZ
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年12月6日
来年のアメリカ大統領選挙に向けた野党・民主党の指名争いで、支持率トップを走るバイデン前副大統領は5日、来年2月に全米に先駆けて候補者選びが行われる中西部アイオワ州で集会を行いました。
この中で、有権者の男性がウクライナ疑惑をめぐり、バイデン氏が息子をウクライナ企業の役員に送り込んだと指摘すると、バイデン氏はこの男性に向かって「ひどいうそつきめ。私の息子が何か悪いことをしたと言う者は誰もいない」などと、感情をあらわにしながら反論しました。
そして男性が「あなたが間違ったことをしていると言っているのではありません」と応じると、バイデン氏は「あなたは私が息子を企業に送り込んだと言った。自分の言ったことをはっきりさせろ」などと詰め寄りました。
さらに、この男性が83歳と77歳のバイデン氏より高齢だったことから「私に投票するには年を取りすぎだ」と激しく攻撃しました。
一連のやり取りを収めた動画はインターネット上で拡散し、ウクライナ疑惑をめぐり、これまで問題は、むしろバイデン氏側にあると繰り返し主張してきたトランプ陣営も早速「バイデン氏がキレた」とツイッターに投稿するなど、波紋を呼んでいます。
今秋のウクライナ・スキャンダルは実のところトランプの不正でなく、民主党の唯一の有力な軍産系の大統領候補であるバイデンが、息子の役員報酬などの形でウクライナ政府にカネを出させていたという疑惑だ。ロシアゲートもウクライナ電話弾劾劇も、本質はトランプでなく民主党のスキャンダルである。これらは、16年にトランプを当選させた米諜報界の多極派が、民主党を自滅させてトランプを再選させるための策だろう。
今後、ウクライナ疑惑のトランプ弾劾劇が米議会上院で審議され、上院の多数派である共和党がトランプでなくバイデンの容疑を追及していく姿勢を見せている。下院では多数派の民主党がバイデンの容疑を審議させなかった。トランプは、自分に対する弾劾なのに「上院で時間をかけて(バイデンの容疑を含む)弾劾問題を審議してほしい」と自信満々な表明をしている。共和党内でこれまでトランプを敵視してきた軍産エスタブ系の生き残り勢力の筆頭であるミット・ロムニー上院議員が、上院での弾劾審議を前に、トランプと何度も会っている。もはや両者は敵どうしでない感じだ。弾劾劇を機に、共和党が「トランプ党」になる傾向が強まりそうだ。
Joe Biden Brags about getting Ukranian Prosecutor Fired
Biden sidesteps questions about son's foreign work
How Joe Biden Made His Millions
ホワイトハウスで恒例のクリスマスツリー点灯式 #nhk_news https://t.co/D2Wf9abrpv
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Trumps turn on White House Christmas tree lights https://t.co/8c1YIYgydT
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