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日産自動車のゴーン元会長は、去年4月に保釈され、保釈中は海外への渡航が禁じられていましたが、「不公正な日本の司法から逃れるためだ」として秘密裏に日本を出国し、先月30日にレバノンに入国しました。

その後の動静はほとんど明らかになっていませんが、先月31日に撮影されたとする妻のキャロルさんと食事をともにする写真が報じられています。

これについて、帰国後の元会長とやり取りをしたという友人で著名なジャーナリストのリカルド・カラム氏が3日、NHKのインタビューに応じ、「6人から8人程度と、彼の妻と非常に限られた友人だけが参加した夕食会だった」として、ごく限られた人数で元会長の出国を祝ったと明らかにしました。

そのうえでカラム氏は「ゴーン氏がまず取り組むのは記者会見だ。彼は大きく傷つけられた名誉を回復する必要がある」と述べ、ゴーン元会長は来週にも開かれるという記者会見でみずからの正当性を主張することになるという見通しを示しました。

元会長を巡っては東京地方検察庁などがICPO=国際刑事警察機構に国際手配を要請し、レバノン側は国際手配書を受け取ったことを明らかにしています。

これを受けてレバノン当局は元会長から話を聞く方針で、今後はレバノン政府の対応が焦点となります。

海外への渡航を禁じられていた日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告が秘密裏に中東のレバノンに出国した問題で、経由地となったトルコの捜査当局はゴーン元会長の移動に違法性が確認されたとして、これに関わった疑いで民間航空会社の幹部ら5人を逮捕したと発表しました。

トルコの検察によりますと、逮捕されたのは、ゴーン元会長がトルコのイスタンブールを経由して日本からレバノンに移動した際に利用したプライベートジェットを運航する、民間航空会社の幹部やパイロットの5人です。

検察は、元会長がこの航空会社のプライベートジェット、2機を利用して日本からトルコ、そしてトルコからレバノンに移動したとしていて、5人の逮捕の理由については「トルコに合法ではない形で移動したことが確認されたため」としています。

一方、検察は当初、5人のほかに空港の地上サービス会社の社員2人を合わせた7人を拘束して事情を聴いていましたが、この2人については釈放したとしています。

元会長の出国を巡っては、トルコの民間航空会社「MNG Jet」が自社のプライベートジェット2機が違法に使われたとして関係者を刑事告訴したと発表していて、今回逮捕されたのはこの会社の幹部らとみられます。

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ゴーン元会長の弁護団は4日に都内で今後の対応などを協議し、弘中惇一郎弁護士が報道陣の取材に応じました。

この中で、弘中弁護士は「先月25日に行われた裁判の争点を整理する手続きで、妻のキャロルさんが関係していたとされる特別背任事件の裁判が、検察の反対でいつ始まるか見通しが立たなくなり、接触が禁じられているキャロルさんとの面会がいつ許されるのか分からない状況になった」と説明しました。

そして「ゴーン元会長はショックを受けた様子だったので、キャロルさんとの面会の見通しがたたなくなったことが出国の原因ではないか」と述べました。

また弁護団は来週の早い段階でレバノンの弁護士を通じてゴーン元会長と連絡を取りたいとしていて、元会長が今月8日に開くとしている会見の内容も踏まえ、弁護団も記者会見する考えを示しました。

また弘中弁護士は、3日に検察からゴーン元会長が使っていた携帯電話の通話記録やパスポート、面会簿、元会長が使っていたパソコンなどの任意提出を求められたことを明らかにし、守秘義務などの関係で問題があるもの以外は提出するとしています。

一方、裁判所の許可を得てゴーン元会長が携帯していたフランスのパスポートはダイヤル式の鍵のついたケースに入っていて、鍵の番号を知っていたのは弁護士1人だけで、元会長本人には知らせていなかったと説明しました。

日産自動車のゴーン元会長は保釈中の海外への渡航が禁じられていましたが、「不公正な日本の司法から逃れるためだ」として、秘密裏に日本を出国し、トルコを経由して翌30日にレバノンに到着しました。

ゴーン元会長の出国をめぐっては、レバノンのメディアが楽器の箱にまぎれて出国したとの見方を伝えていましたが、妻のキャロルさんはこれを否定しています。

こうした中、アメリカの有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルは3日、トルコ当局の複数の関係者の証言をもとに、ゴーン元会長が音響機器の運搬用の黒い箱に隠れて日本を出国したとの見方を伝えました。

また、ゴーン元会長を乗せたとみられるプライベートジェットの搭乗者名簿には、アメリカのパスポートを持つ男性2人の名前が記載され、2人のパスポートには日本を出国したことを示すスタンプが押されていたということです。

このうちの1人は、かつてアメリカ軍の特殊部隊に所属し、民間の軍事会社と契約していた2009年にアフガニスタンで拉致されたアメリカの有力紙の記者の救出にかかわった人物と同じ名前だと伝えています。

トルコの捜査当局は、ゴーン元会長の移動に違法性が確認されたとして、これまでにプライベートジェットを運航したトルコの民間航空会社の幹部やパイロット5人を逮捕し、元会長の日本出国からレバノン到着までの詳しいいきさつを調べています。

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