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FRBは金融政策を決める先月の会合で、政策金利を現状のまま、1.5%から1.75%の範囲に据え置くことを決め、それまで3回連続で行ってきた利下げを見送りました。

3日、この会合の議事録が公表され、参加者たちからアメリカ経済は雇用や消費が好調なうえ、米中の貿易交渉の進展で不確実性がいくぶん後退したという認識が示されたということです。

また低い金利の状態が長引くことによる過剰投資のリスクを指摘する意見もありました。

こうした理由から、参加者の間では景気の減速を防ぐために実施してきた利下げを打ち止めて、当面金利を据え置くことが適切だという認識でほぼ一致していました。

ただアメリカ経済をめぐっては製造業の景況感を示す代表的な指標が先月もおよそ10年ぶりの低い水準まで落ち込むなど、景気のレベルにばらつきもみられていて、ことしも経済の先行きやFRBの判断に関心が集まりそうです。

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