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経団連の中西会長に聞きました。

中西会長
「いわゆる一括採用、終身雇用、年功序列という日本の働き方の現実が非常によく産業の発展に効いた、マッチした時代が、終わったということがまず第一の共通認識の出発点ですよね」

中西会長
「終身雇用を前提に人生設計すると、『あなた方、間違うよ』と。自分はこの職業を今はちゃんとできるように、しかも高度にやれるように自分自身をトレーニングするという風な考えを持ってください。とにかく、いい会社に入ったらずーっと保証される、そんなことはないよ、と」

中西会長
「2019年は気候変動に対するグレードが2ステージくらいあがったんですよ。ロンドン、パリで40度を超える日が出てきた。欧州人にとっては驚異的ですよね。もちろん、日本はその被害がいちばん激しかった。今までにない災害が起きているので、経済だけじゃなくて、国全体としても考えなくてはいけないし、真剣に取り組んでいかないといけない」

中西会長
「従来の『低炭素社会』に向けた企業側の努力を説明すればするほど、今の事態では弁解になる。そうじゃなくて、挑戦するんだという意味で『チャレンジ・ゼロ』だと。挑戦をして、現実にもう一歩突っ込んだ、『脱炭素社会』に向けたステップを各企業が作っていく必要があると思うんですね」

中西会長
「日本がいきなり化石燃料を完全にあきらめることはできないんですよね。全部止めたら、いっぺんに皆さんの生活が立ちゆかなくなる。そういう事実を踏まえて、『できるところを探そう』じゃなくて、今の気候変動に対してどう対応していくのかという一つ一つの覚悟を、経営者に問おうじゃないかと」