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トランプ大統領は22日、訪問先のスイスで記者会見を開き、ウクライナ疑惑をめぐり、議会上院で大統領を罷免するかどうかを決める弾劾裁判の初日の審理が始まったことについて、「全くのでっち上げで恥ずかしいことだ。上院に任せることになるが、これは最大の魔女狩りだ」と述べ、野党・民主党の対応を強く非難しました。

そのうえで、「個人的には裁判が長くなってもよいと思う。私の世論調査の支持率は過去最高だ」と述べ、強気な姿勢を示しました。

一方、民主党が、弾劾裁判でボルトン大統領補佐官を証人として召喚することを要求していることについては、「彼とは戦争や貿易に関わるさまざまな話をしてきた。重大な国家安全保障に触れる問題だ」と述べ、召喚はふさわしくないという認識を示しました。

ウクライナ疑惑をめぐり、トランプ大統領はみずからの政治的利益のためにウクライナに圧力をかけた「権力乱用」などがあったとして先月、議会下院で弾劾訴追され、22日、議会上院で大統領を罷免するかどうかを決める弾劾裁判の2日目の審理が行われました。

裁判では検察官役を務める議員による「冒頭陳述」が始まり、野党・民主党のシフ下院議員はトランプ大統領はみずからの再選のために、外国からの支援を得ようと数億ドルの軍事支援を凍結した。

いわば不正を行った」と述べ、トランプ大統領の行為は罷免に値すると改めて主張しました。検察側の「冒頭陳述」は3日間にわたり合わせて24時間をかけて行われる予定で、その後、弁護側も3日間をかけて同様に意見を述べる見通しです。

民主党は、疑惑の真相を知る立場にあったとされるボルトン大統領補佐官らを証人として召喚するよう要求していて、穏健派の共和党上院議員を切り崩すことで証人の召喚を実現したい考えです。

一方、共和党は早期の幕引きを目指し、早ければ今月中にも裁判を終えたい考えで、ことし秋の大統領選挙をにらんで与野党の間で激しい攻防が続く見通しです。

弾劾裁判の2日目の審理では、裁判に抗議する男が「弾劾の請求を取り下げろ」などと叫びながら、いきなり乱入する一幕もありました。

審理は一時中断しましたが、男は現場にいた警察官に連行されていきました。

弾劾裁判では、すべての議員は議場内を歩き回ることを厳しく制限されているほか、携帯電話などの電子機器の持ち込みも許されず、行動が厳しく制限されており、男が乱入したことでセキュリティ体制の課題が浮き彫りになっています。

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