宇宙の歴史から地球温暖化を捉え直す……ビル・ゲイツが11億円を出資した「ビッグヒストリー」とは?
— 文春オンライン (@bunshun_online) 2020年1月25日
ホモ・サピエンスは“100分前に誕生”した新参者だ #地球温暖化 #ビルゲイツ #文藝春秋 #文春オンラインhttps://t.co/0MK0rBg7tB
「そんな時、『ビッグヒストリー』が大きな役に立ってくれるのです。この学問が与えてくれる広大な視野で世界を眺めてみれば、地球環境に今何が起こっているのかを、より深く理解できるはずです」
こう語るのは、歴史学者のデイヴィッド・クリスチャン氏(73)。クリスチャン氏が1991年から提唱しはじめた「ビッグヒストリー」は、人類の歴史を、ビッグバンから始まる宇宙の138億年の歴史として捉えなおそうというものだ。
マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は「ビッグヒストリー」に魅了された1人で、その普及のための教育プロジェクトに1000万ドル(約11億円)を出資している。
地球はその誕生時から数十億年もの時間をかけて、地表の温度を生物の存続に適したものになるよう調整してきた。ビッグヒストリーの観点から見れば、その地球の温度調節機能を、わずか20万年前に現れた“新参者”であるホモ・サピエンスが一気に破壊しているということになる。
「集合的学習」を手にした人類が、非常に短い期間で環境に大きな影響を与えるようになった過程を辿り、その結果もたらされた地球温暖化を解決するための「視点」を提示したクリスチャン氏のインタビュー「138億年の歴史と地球温暖化」の全文は、「文藝春秋」2月号、「文藝春秋digital」に掲載されている。
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