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アメリカ大統領選挙に向けた野党 民主党の候補者選びは来月3日、アイオワ州の党員集会で幕を開けますが、12人の候補者による混戦が続いています。

選挙戦の期間中、アメリカの有力紙は支持する候補者の名前を公表していて、アイオワ州の有力紙デモイン・レジスタは25日、左派のウォーレン上院議員を選んだと伝えました。

その理由について、ウォーレン氏は一部で思われているほど急進的ではないとしたうえで、「富裕層がより多く税金を払うべきだという彼女の考えは正しい」などと評価し、不公平なアメリカ社会を正しい方向に導いてくれるとしています。

その一方で「どの民主党の候補者を選んでもトランプ大統領より思いやりがあり、真実を重視し、思いつきやツイートではなく各国と協調して外交を展開するだろう」などとトランプ大統領を批判しました。

アイオワ州の党員集会までおよそ1週間となる中、地元の有力紙の支持表明でウォーレン氏にどれだけ弾みがつくか注目されます。

#米大統領

ウクライナ疑惑をめぐり、トランプ大統領を罷免するかどうかを決める弾劾裁判は、25日、大統領の弁護団による「冒頭陳述」が行われました。

この中で、弁護団を率いるホワイトハウスのシポローネ法律顧問は、野党・民主党側は、弾劾訴追の発端となったトランプ大統領ウクライナのゼレンスキー大統領との電話会談の記録のうち、自分たちに都合のよい部分しか公表していないなどとして、民主党の対応を批判しました。

そのうえで、民主党は、前回の大統領選挙の結果をひっくり返そうとしているだけでなく、およそ9か月後に迫った選挙からもトランプ大統領を排除しようとしている。大統領は悪いことは何もしていない」などと述べ、大統領の潔白を主張しました。

弁護団の「冒頭陳述」は、最大3日間、あわせて24時間が割り当てられていますが、テレビを見る人が少ない週末は国民向けのアピールが難しいとして、初日の「冒頭陳述」はわずか2時間余りで終了しました。

「冒頭陳述」は、27日に再開される予定で、大統領の潔白を主張する弁護団がどこまで説得力のある議論を展開できるのか注目されます。