カタルーニャ独立問題 スペイン中央政府と州政府 対話開始へ #nhk_news https://t.co/m5tRtc2KRK
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年2月6日
スペインでは北東部のカタルーニャ州で3年前に行われたスペインからの独立の是非を問う住民投票を強行した州の元幹部らに対して、最高裁判所が去年、実刑判決を言い渡したのをきっかけに、独立支持派が反発して大規模な抗議デモが起きるなど、対立が続いてきました。
スペインのサンチェス首相は去年11月の議会選挙を経て新たな政権が発足したことを受けて、6日、カタルーニャ州のトラ州首相と会談しました。
この中で双方は対立の解消に向けて、カタルーニャ州の自治権の拡大や州財政への支援などをテーマに、今月から中央政府と州政府の間で対話を開始することで合意しました。
会談のあと、サンチェス首相は「対立の過去を忘れ、政治的な解決への道を進むよう提案した」と述べました。
これに対し、カタルーニャ州のトラ州首相は「平和的な会談だった」として高く評価する一方、独立の是非をめぐる住民投票の再実施についても議論していきたいという考えを示しました。
しかし、スペイン政府は独立をめぐる住民投票の実施は一切認めない考えで、双方が納得できる解決策が得られるのか、対話の行方が注目されます。
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